「育児休暇」通称「育休」とは
どんな法律のもと、どんな制度になっていて、どんな恩恵が受けられるかご存じですか?
この記事では、手っ取り早く&わかりやすさ重視で「育休」について解説しています。
この記事は以下のような方におすすめ
・妻が妊娠したから男性の育休について把握したい
・育休の申請はしたが全て会社任せでよくわからない
・妻に「何もわかってないの」と言われた
・2022年の10月から何が新しくなっているの?
こんにちは、わたくしさぶろうは、営業マンとして5年勤務した会社で育休を申請し、
2022年8月から約8ヶ月間の育休を取得し、現在絶賛パパ勉強中です!
「育休について複雑で正しい情報がよくわからない」という方も多いかと思います。
自分もそのひとりでしたので、徹底的に調べました。
徹底的に調べた上で、本記事では、「育休の制度についてと、10月から何が変わるのか」について、
超簡単に、かつわかりやすさ重視で解説します!
記事を読めば「育休について正しい理解」が得られると思いますので
最後まで読んで男性のあなたも育休について改めて検討してみる機会にしてください!
①育児・介護休業法とは
いつからある法律?
・1992年に施行された法律。
・本名「育児休業等育児または家族介護をおこなう労働者の福祉に関する法律」、通称「育児・介護休業法」
目的は?
・育児・介護が大変な人でも、仕事と家庭が両立できるように、職場環境を整えようという目的。
概要
・子どもが1歳(一定の理由があれば2歳まで)育児休業の権利を保障
※父母ともに撮る場合は、パパママ育休プラスで1歳2ヶ月までとなる
・育休中は「育児給付金」が支給されます
♦︎詳しくは別記事で・・・「執筆中」
②育休の現状
男性の取得率 15.8%(2020年)
・ちなみに10年前は、2.8しかないので、5倍に上昇はしているものの、女性とくらべ相当低い水準。
・また、政府は2020年に13%、2025年に30%まで上げる目標を掲げています。
女性の取得率 87.5%(2020年)
・10年前も83.4%と高水準を維持。
・ですが、出産を機に退職する割合は46.9%と別の課題も・・・
女性の就業継続と、男性の家事・育児時間の関係
・6歳未満の子どもがいる家庭の夫の家事・育児時間→49分
(国際的に見ても1時間を割るのは低水準)
・夫が平日家事しない家庭は妻が離職する割合が高い。
(0時間→42%離職、4時間以上13.6%離職)
育児休暇の期間
・男性→半分以上が2週間未満(1ヶ月以内で81%)
・女性→8ヶ月〜12ヶ月で72%
男性の育休取得状況・取得希望
・利用希望し、利用した→19.9%
・利用希望し、利用できなかった→37.5%
利用しなかった理由
・1位「収入を減らしたくない」
・2位「取りずらい雰囲気や理解がない」
・3位「自分しか担当していない仕事がある」
【現状をまとめると】
・男性は所得している人が少なく、かつ期間もとても短い
・男性が育児しない家庭は、女性が離職しがち
・男性の育休は希望してもとりにくい環境がある
③改正のポイント
改正点6つ
・産後パパ育休の創設 →2022年10月1日
・育休を取得しやすい環境づくりの義務付け →2022年4月1日
・育休の分割取得 →2022年10月1日
・育休の取得状況の公表 →2023年4月1日
・有期雇用労働者の育休取得の要件緩和 →2022年4月1日
・育児休業給付に関する規定の整備 →2022年10月1日
上記6つありますが、ここでは重要な
「産後パパ育休の創設」と「育休の分割取得」について解説します!
産後パパ育休とは
・簡単にいうと、「男性版産休」です!
・概要
出生8週間以内に4週間まで取得可能
分割で2回取得可能(最初にいう必要あり)
休業中にも仕事ができる
・実は今も「パパ休暇」という制度はあって実質は
「パパ休暇」→「産後パパ育休」になる
・「パパ休暇」から何が変わるのか 下記参照
パパ休暇 | 産後パパ育休 | |
期間 | 出生から8週間以内 | 出生から8週間以内で4週間まで |
分割取得 | できない | 2回まで分割可能 |
就業可否 | 期間中、就業できない | 休業中に就業できる |
育休の分割取得
・これまで原則1回しか取れなかった育休が、2回に分割可能
・これによって、必要に応じて働きながら育休の取得が可能に
産後パパ育休と育休の分割取得
・結果的にマックスで、4回分割が可能になりました。
(一定の条件などはあります。)
混同しやすい、パパママ育休プラスとは
・2010年からスタート
・概要
母だけでなく父も育休を取得すると、1年だった期間が1年2ヶ月に延長される
・原則、母=1年、父=1年、なので、母=1年2ヶ月、父=1年2ヶ月ではないので、注意。
♦︎詳しくは別記事で・・・「執筆中」
④さぶろうの場合
出生
・2022年6月に出生
期間
・母→出生の2ヶ月前に産休取得〜3月末まで
・父→7月末から〜3月末まで育休取得(出生時は有休で立ち会いました。)
♦︎詳しくは別記事「執筆中」
⑤まとめ
・10月の法改正は男性の育休を後押しする内容だった
・産後すぐは妻は大変だと思うので、「産後パパ育休」は良い制度
・最大4分割できて育休の柔軟さUP!
さぶろう自身、産後パパ育休は使えませんでしたが、
現在娘を2人でみるという超VIP待遇で子育てしています。
なんで、泣いたら即抱っこみたいな状況です。w
ですが、これが珍しい状況ではなくて、アタリマエとなる日々がこれば、いいなって思います。
子どもって本当に可愛いもんです。世の父親も本当は仕事より子育てしたいと思っているはずです。
ぜひこれを機に育休について勉強&取得を検討してみてください!
※データは下記の厚生労働省の資料を引用しております。